2023/01/30 10:23
4Q下振れもアメックス11%高、増配や強気の23年予想を好感
先週末27日のNY株式市場では、クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が前日比10.54%高の172.31ドルと急伸して取引を終えた。足元業績がやや低調な結果だったたものの、強気のガイダンスや株主還元の強化が支援材料となっている。
この日発表された第4四半期(2022年10〜12月)決算は、売上高が前年同期比16.72%増の141億7600万ドルに伸びる一方、純利益が同8.55%減の15億7200万ドルに縮小するという結果で、売上高、希薄化後EPS(2.07ドル)がともに市場予想(それぞれ約142億1100万ドル、約2.22ドル)を下回った。2ケタ増収ながら減益になった主因は、貸倒引当金を4億9200万ドル積み増したため(前年同期は1億6800万ドルの戻し入れ)。また、報酬費用の増加や会員特典関連費用の増加などで、費用総額が15%増えたことも響いている。
一方、ガイダンスは強気。会社側は23年通期の業績について、増収率を「15〜17%」、希薄化後EPSを「11〜11.40ドル(22年実績:9.85ドル、市場予想:約10.52ドル)」と予想した。また、四半期配当を1株当たり0.60ドル(↑15%)に引き上げている。
スティーブ・スクエリ最高経営責任者(CEO)は業績について、「景気後退の兆候はみられない」とコメント。「顧客の消費は本当に強い。旅行のブッキングはコロナ前と比べて50%以上増えている。T&E(Travel & Entertainment)消費は依然として非常に堅調だ」と述べている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
この日発表された第4四半期(2022年10〜12月)決算は、売上高が前年同期比16.72%増の141億7600万ドルに伸びる一方、純利益が同8.55%減の15億7200万ドルに縮小するという結果で、売上高、希薄化後EPS(2.07ドル)がともに市場予想(それぞれ約142億1100万ドル、約2.22ドル)を下回った。2ケタ増収ながら減益になった主因は、貸倒引当金を4億9200万ドル積み増したため(前年同期は1億6800万ドルの戻し入れ)。また、報酬費用の増加や会員特典関連費用の増加などで、費用総額が15%増えたことも響いている。
一方、ガイダンスは強気。会社側は23年通期の業績について、増収率を「15〜17%」、希薄化後EPSを「11〜11.40ドル(22年実績:9.85ドル、市場予想:約10.52ドル)」と予想した。また、四半期配当を1株当たり0.60ドル(↑15%)に引き上げている。
スティーブ・スクエリ最高経営責任者(CEO)は業績について、「景気後退の兆候はみられない」とコメント。「顧客の消費は本当に強い。旅行のブッキングはコロナ前と比べて50%以上増えている。T&E(Travel & Entertainment)消費は依然として非常に堅調だ」と述べている。
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