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2023/07/24 08:43

米国株大引け概況(詳報): 小動き、ダウは僅かながら10日続伸 無料記事

 先週末21日のNY株式市場は、好悪材料が入り混じるなかなかで小動きの展開。主要指標のダウ平均が前日比2.51ドル(0.01%)高の3万5227.69ドルと小幅ながら10日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数は30.50ポイント(0.22%)安の1万4032.81ポイントと続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、1.47ポイント(0.03%)高の4536.34ポイントと小反発で引けている。
 「ソフトランディング」期待が高い一方、決算発表の本格化を控え、大型ハイテク株の業績に対する警戒感もくすぶる状態。翌週のFOMCで0.25%の利上げがほぼ確実視されているが、今後の政策方針が注目されるなか、積極的に買い向かう動きは限定的だった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。公益やヘルスケア、エネルギーなどが強含んだ。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.43%高、電力・ガス供給大手のサザン・カンパニー(@SO/U)が2.80%高、総合ライフサイエンス企業のサーモ・フィッシャー(@TMO/U)が4.44%高、医療・産業機器大手のダナハー(@DHR/U)が4.71%高、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.46%高と値を上げている。
 一方、コミュニケーションや情報技術など4業種は下落。SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.73%安、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が2.27%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.66%安と値を下げた(SOX指数は1.34%高)。ナスダック100指数の「特別リバランス(上位7銘柄の希薄化)」が24日寄り前に実施されることを控え、ウェイトが下がる銘柄などに売りが入った格好だ。


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