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2023/02/27 08:56

1月の個人消費支出(PCE)は1.8%増で上振れ、インフレ指標も加速 無料記事

 米商務省経済分析局(BEA)は24日、今年1月の個人消費・所得統計(以下、金額は季節調整済み年率換算ベース)を発表し、個人消費支出(PCE)が前月比1.8%増の18兆507億ドルに拡大したことを明らかにした。2022年12月(修正値:0.1%減)から急増し、伸びが市場予想(約1.4%増)を上回っている。インフレ調整後の実質個人消費支出は1.1%増えた。
 一方、個人所得も0.6%増の22兆5624億ドルに拡大。こちらは市場予想(約1.0%増)を下回った。可処分所得(DPI)は2.0%増、インフレ調整後の実質可処分所得は1.4%増となっている。
 強い消費データに加え、インフレ指標も加速。PCE物価指数(PCEデフレーター)、変動の大きい食品・エネルギー品目を除いたコア物価指数(PCEコアデフレーター)がそろって前月比で0.6%上昇した。ともに市場予想(それぞれ↑約0.5%、↑約0.4%)を上回る。前年同月比ではそれぞれ↑5.4%、↑4.7%と高い伸び。市場予想(それぞれ↑約5.0%、↑約4.3%)を大きく上回り、前月(修正値でそれぞれ↑5.3%、↑4.6%)から加速している。
 個人消費は米国経済活動の約3分の2を占める重要指標。米連邦準備理事会(FRB)はコア物価指数をインフレ指標として重要視し、2%上昇を目標に掲げている。


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