SNS大手のメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック、@META/U)が今週、大規模な人員削減に乗り出すもようだ。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が6日、関係筋情報として伝えたもの。早ければ9日に同計画が発表され、数千人規模の従業員が対象になると見込まれているという（メタの従業員数は9月末時点で8万7000人超）。
　WSJはすでに9月下旬、「メタが今後数カ月以内に、10％のコスト削減に取り組むもよう」との観測を報じていた。
　大規模リストラは、2004年のフェイスブック創業以来で初めて。ザッカーバーグCEOはすでに今年7月、先行きに警戒感を示し、エンジニア採用目標を引き下げた上で、人員削減を各リームリーダーに委ねる方針を示していた。9月末には、従業員の採用を一時凍結し、リストラをさらに進める姿勢を示している。
　広告市場の減速や（TikTokなどとの）競争激化が警戒されるなか、メタの株価は今年、11月4日（終値：90.79ドル）までに年初来で計73％下落した。米現地メディアによると、10月末には米時価総額ランキングトップ20から外れている（昨年末：5位）。


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