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2023/04/24 09:55

新CEOのリストラ計画でリフト6%高、対象は全体の3割か 無料記事

 先週末21日のNY株式市場では、配車サービス大手のリフト(@LYFT/U)が前日比6.10%高の10.44ドルと急伸して取引を終えた。大胆なコスト削減計画が好感されている。
 同社は21日付の公式ブログで、今月新たに最高経営責任者(CEO)に就任したデビッド・リッシャー氏が従業員向けに送ったメモを公開し、「リストラ計画の一環として、チームの規模を大幅に縮小する」との考えを明らかにした。同社の広報担当者は詳細なリストラ対象人数を公表していないものの、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は「従業員全体(4000人余り)の3割に相当する1200人以上」が対象になる可能性があると報じている。リッシャー新CEOは大胆なコスト削減によって、手ごろな価格での配車サービスの実現を目指す考えという。
 2019年に上場して以降、リフトは苦戦している。現在の株価は、上場初日(終値:78.29ドル)を87%ほど下回る水準。今年3月には、創業者で最高経営幹部を務めていた2人(ローガン・グリーン前CEOとジョン・ジマー前社長)が退任すると発表したばかりだ。
 競合のウーバー・テクノロジーズ(@UBER/U)は21日、前日比2.13%安の30.83ドルと続落して引けた。競合リフトがコストを削減し、運賃を引き下げる方針を示すなか、競争激化が警戒されている。


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