自動車大手のゼネラル・モーターズ(@GM/U)は5日、2023年第2四半期（4〜6月）の米国新車販売台数を発表し、前年同期比19％増の69万1978台に伸びたことを明らかにした（前期比でも15％増）。上半期では、累計で前年同期比18％増の129万5186台に拡大したことも明らかにしている。
　半導体チップの不足に伴って苦戦した前年同期から大きく回復した形。サプライチェーンの安定化が進んでいることが生産面で追い風になった。
　この動きは業界全体で起きているもの。自動車関連サービス企業のコックス・オートモーティブはこのほど、米国新車販売台数の23年予想を「1500万台」に引き上げている（22年実績は約1390万台）。
　なお、GMの電気自動車(EV)販売台数はまだ小規模。今年上半期のEV販売台数は3万6300台超（第2四半期：1万5652台）と全体の約2.8％にとどまった。会社側は以前、EV販売台数について今年上期に5万台、同下期に10万台の生産を目標として掲げていた。
　GM株は5日、前日比1.18％高の39.42ドルと7日続伸で取引を終えた。


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