IT機器大手のアップル(@AAPL/U)は19日、アプリ配信システム「App Store」について、アジアやヨーロッパの複数国でアプリとアプリ内購入の価格を引き上げると発表した。早ければ10月5日から適用する。対象国は、チリ、エジプト、日本、パキスタン、ポーランド、韓国、スウェーデン、ベトナムのほか、ユーロ通貨の使用国全て。新税制に起因するベトナムを除き、値上げの具体的な理由は説明していない。
　複数の米現地メディアによると、米ドル高やユーロ安など為替動向が背景にある可能性がある。値上げ幅は地域によって異なり、例えば韓国で20〜25％、日本で30〜35％、ユーロ通貨使用国で8〜10％ほどという。
　アップル株は20日、前日比1.57％高の156.90ドルと続伸し、逆行高で取引を終えた。


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