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2023/06/13 08:51

米国株大引け概況(詳報): 続伸、大型ハイテク株が高い 無料記事

 週明け12日のNY株式市場は、今週の政策会合で利上げが見送られると楽観されるなかで上値を追う展開。主要指標のダウ平均が前営業日比189.55ドル(0.56%)高の3万4066.33ドルと5日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が202.78ポイント(1.53%)高の1万3461.92ポイントと3日続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、40.07ポイント(0.93%)高の4338.93ポイントと3日続伸。ナスダック総合指数とS&P500指数は、ともに2022年4月以来の高値を更新している。
 今週は13日に5月消費者物価指数(CPI)、14日に連邦公開市場委員会(FOMC)が控えているものの、「インフレが沈静化しつつあるとの見方を裏付け、利上げが見送られる」との予想が広がった。この日発表されたNY連銀の5月消費者期待調査は、1年先のインフレ期待が4.1%(前月比↓0.3ポイント)と約1年ぶりの低水準を記録している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。なかでも大型ハイテク株が含まれる情報技術、一般消費財、コミュニケーションの3セクターが1%超の上げを記録した。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.56%高と終値ベースの過去最高値を切り上げたほか、電気自動車大手のテスラが2.22%高で12日続伸を達成している。引け後の決算発表が期待された業務用ソフト大手オラクル(@ORCL/U)は5.99%高と急伸した。半導体銘柄も買われ、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.84%高、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が6.31%高と値を上げている(SOX指数は3.31%高)。
 一方、エネルギーや公益、金融の3セクターは逆行安。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が0.90%安と、電力・ガス供給大手のサザン・カンパニー(@SO/U)が0.59%安、投資会社のバークシャー・ハサウェイ(@BRK .B/U)が0.50%安と弱含んだ。


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