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2023/03/16 09:17

2月の小売売上高は前月比0.4%減、市場予想に一致 無料記事

 米商務省センサス局は15日、2月の小売売上高(速報値、季節調整済み、インフレ未調整の名目ベース)を発表し、前月比0.4%減の約6979億ドルに縮小したことを明らかにした(前年同月比では5.4%増)。予想以上に伸びた1月から急に落ち込んだ形。市場予想(約0.4%減)には一致している。12〜2月の3カ月間では、前年同期比で6.4%増加した。
 自動車・部品を除いた2月・小売売上高は前月比で0.1%減った(市場予想:約0.1%減)。種類別では、家電量販店が0.3%増、食料・飲料販売店(スーパーなど)が0.5%増、ヘルス・パーソナルケア店(薬局・ドラッグストアなど)が0.9%増、GMS(百貨店など)が0.5%増、非店舗販売が1.6%増と堅調な半面、自動車・部品ディーラーが1.8%減、家具店が2.5%減、建材・園芸資材店が0.1%減、ガソリンスタンドが0.6%減、衣料品店が0.8%減、スポーツ用品・趣味・本・音楽店が0.5%減、その他小売店が1.8%減、飲食店が2.2%減と苦戦した。
 毎月第10営業日に発表されるこの統計は、小売業の月間売上高を推定したもの。国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費の動向を示す統計として、市場で注目されている。調査の方法は、小売・食品サービス企業4700社をサンプリングし、そのデータに基づいて計算するというもの。自動車・部品の占める割合が比較的大きいため、この要素を除いたベースも公表されている。


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