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2023/07/04 08:44

米国株大引け概況(詳報): 小幅続伸、祝日控えて短縮取引 無料記事

 週明け3日のNY株式市場は、短縮取引なかで強含む展開。主要指標のダウ平均が前営業日比10.87ドル(0.03%)高の 3万4418.47ドルと小幅に3日続伸したほか、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が28.85ポイント(0.21%)高の1万3816.77ポイントと小幅続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、5.21ポイント(0.12%)高の4455.59ポイントと小幅に3日続伸して引けている。新たな月、新たな四半期に入る日にやや上昇した格好。翌日が「独立記念日」で休場のため、出来高は少ないものの、金融株を中心に幅広いセクターが強含んだ。
 製造業に関する経済指標はやや弱いが、株式相場に与える影響は限定的だった。6月のISM製造業景況指数は46.0(前月比↓0.9ポイント)に低下し、市場予想(約47.1)を下回っている。依然として景況判断の基準となる「50」を下回っている状態だ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が軒並み上昇。大型ハイテク株の一角やヘルスケア株がやや弱含んだが、電気自動車(EV)銘柄や金融株などが買われた。第2四半期(4〜6月)の納入台数が好調だったテスラ(@TSLA/U)が6.89%高、リビアン・オートモーティブ(@RIVN/U)が17.41%高と急伸している。ストレステストの結果発表後に増配計画を発表したことで、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が0.90%高、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が1.69%高、モルガン・スタンレー(@MS/U)が1.89%高と値を上げた。
 大型ハイテク株の一角は小反落。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.78%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.75%安、業務用ソフト大手のオラクル(@ORCL/U)が1.63%安で引けている。


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