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2022/09/21 12:44

米国株9月FOMCは0.75%利上げが濃厚、FRBの経済予測に注目集まる 無料記事

 20日に始まった米連邦公開市場委員会(FOMC、9月20〜21日)で0.75%の利上げ(3会合連続)が決定されるとの見方が市場で優勢となる一方、最も注目されているのは米連邦準備理事会(FRB)による今後の経済予測(SEP:Summary of Economic Projections)のようだ。20日付CNBCによると、利上げ幅よりも、会合メンバーによる(3カ月ごとの)インフレ・経済・金利の見通しが重要という。
 6月会合時点で政策金利(FFレート)の23年予想は3.8%に設定されていたが、エコノミストによると、9月会合のSEPでは4%超に引き上げられる見通しだ。8月CPIが先週発表されて以降、市場の金利期待は徐々に上昇。CMEグループの「Fed Watchツール」によると、ターミナルレート(利上げサイクルの最終到達水準)が「4.25〜4.50%」または「4.50〜4.75%」になるとの見方が市場で優勢になりつつある。ブローカーの間でも4%超を想定する向きが多く、例えばゴールドマン・サックスは今年末までに「4.00〜4.25%」、23年に「4.25〜4.50%」に上ると予想している。
 20日のNY債券市場では、政策金利動向に敏感な2年債利回りが3.97%(↑0.03ポイント)と4%の大台に近づいたほか、長期金利を代表する10年債利回りが3.56%(↑0.07ポイント)に上昇した。


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