2023/01/30 09:51
米国株週間相場見通し:強含みか
今週のNY株式市場は、米利上げペースの鈍化期待で底堅く推移しそうだ。
「米国の利上げ圧力が弱まる」と期待される背景には、過度な物価上昇が収束していくとの見方が強まる中で、世界各国の金融政策スタンスがハト派に傾いていることがある。カナダ中央銀行(BOC)は24日の政策会合で、政策金利を0.25%引き上げたが、「今回で利上げを打ち止める」と発表。また22日には、「米連邦準備理事会(FRB)が近く利上げ休止を検討する」とも報じられた(先週発表された12月米PCE価格指数が一段と減速したこともハト派に傾かせる要因)。次回(1/31 2/1)FOMCの動向は予断を許さないものの、市場のセンチメントは大幅に改善したといえる。
米景気のソフトランディング観測が浮上したこともプラス。10 12月期のGDP速報値が前四半期から減速する一方、伸び率が市場予想を上回ったことで、「景気や企業業績の悪化も限定的にとどまる」と期待される状態だ。また、企業業績面も良好で、メタやネットフリックス、テスラの値動きが良好だ。
ただ、市場がやや楽観的に傾きすぎている点には注意が必要。ナスダックの14日RSIは68台に上昇し、買われすぎの70に接近した。この水準に近づいた場合は、相場が悪材料に敏感に反応する傾向が認められている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
「米国の利上げ圧力が弱まる」と期待される背景には、過度な物価上昇が収束していくとの見方が強まる中で、世界各国の金融政策スタンスがハト派に傾いていることがある。カナダ中央銀行(BOC)は24日の政策会合で、政策金利を0.25%引き上げたが、「今回で利上げを打ち止める」と発表。また22日には、「米連邦準備理事会(FRB)が近く利上げ休止を検討する」とも報じられた(先週発表された12月米PCE価格指数が一段と減速したこともハト派に傾かせる要因)。次回(1/31 2/1)FOMCの動向は予断を許さないものの、市場のセンチメントは大幅に改善したといえる。
米景気のソフトランディング観測が浮上したこともプラス。10 12月期のGDP速報値が前四半期から減速する一方、伸び率が市場予想を上回ったことで、「景気や企業業績の悪化も限定的にとどまる」と期待される状態だ。また、企業業績面も良好で、メタやネットフリックス、テスラの値動きが良好だ。
ただ、市場がやや楽観的に傾きすぎている点には注意が必要。ナスダックの14日RSIは68台に上昇し、買われすぎの70に接近した。この水準に近づいた場合は、相場が悪材料に敏感に反応する傾向が認められている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。