2022/10/03 10:01
米国株◇週間相場見通し:軟調地合い継続か
今週のNY株式市場は、世界的な金融政策の不透明感で上値の重い展開が続くと思われる。
特に、米国のインフレ進行が警戒されている点が逆風。◆8月の米個人消費支出(PCE)物価指数に関し、エネルギーと食品を除くコア指数が前月比で0.6%上昇し、7月(0.0%)から伸びが加速したこと、◆先週の週間新規失業保険申請件数が市場予想を大きく下回る中、「労働市場が底堅く、賃金上昇を背景にしたインフレ基調が長期化する」と受け止められたことーーなどがマイナスだ。
FRB高官が先週、積極利上げの方針を緩和する意思がない意向を相次いで表明した点にも注意を要する。これを受けて、米10年国債利回りは一時4%台を突破した。
こうしたなか、企業動向にもネガティブな変調が見え始めている。ナイキが大幅減益を発表したほか、アップルがiPhone14の増産計画を撤回した。したがって、10月中旬から発表される主要企業の7〜9月期・決算も期待が高まりにくい状態だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
特に、米国のインフレ進行が警戒されている点が逆風。◆8月の米個人消費支出(PCE)物価指数に関し、エネルギーと食品を除くコア指数が前月比で0.6%上昇し、7月(0.0%)から伸びが加速したこと、◆先週の週間新規失業保険申請件数が市場予想を大きく下回る中、「労働市場が底堅く、賃金上昇を背景にしたインフレ基調が長期化する」と受け止められたことーーなどがマイナスだ。
FRB高官が先週、積極利上げの方針を緩和する意思がない意向を相次いで表明した点にも注意を要する。これを受けて、米10年国債利回りは一時4%台を突破した。
こうしたなか、企業動向にもネガティブな変調が見え始めている。ナイキが大幅減益を発表したほか、アップルがiPhone14の増産計画を撤回した。したがって、10月中旬から発表される主要企業の7〜9月期・決算も期待が高まりにくい状態だ。
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