2023/07/31 11:17
米国株週間相場見通し:強含みか、経済指標や決算の動向には注意
今週のNY株式市場は、金融引き締め懸念が薄らぐ中で底堅い展開が予想されるが、今週発表される重要経済指標の結果や主要企業の決算が予想から大幅に乖離した場合は乱高下を強いられる可能性もあろう。
米金融政策への警戒感は、ここに来てかなり後退。先週のFOMCでは、パウエル議長が「将来の政策について何も決定していない」と発言したため、9月利上げの見送り観測が高まった。それを裏付けるように、インフレも鈍化する傾向がみられる。週末発表された米個人消費支出(PCE)コアデフレーターが若干ながら下振れし、4-6月の米雇用コスト指数も2年ぶり水準まで低下した。にもかかわらず、景気は意外に底堅い。7月の米消費者マインド指数は、2021年10月以来の高水準を記録した。これらのことから、市場ではゴールディロックス(過熱もせず冷めすぎもしない適温相場)の期待が高まっているように見受けられる。
ただ、今週予定される7月のISM景況指数や雇用統計などの内容次第では、(高値警戒感が高まっているだけに)利益確定売りが出ることも考えられよう。また、本格化した主要企業の4-6月期決算からも目が離せない。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米金融政策への警戒感は、ここに来てかなり後退。先週のFOMCでは、パウエル議長が「将来の政策について何も決定していない」と発言したため、9月利上げの見送り観測が高まった。それを裏付けるように、インフレも鈍化する傾向がみられる。週末発表された米個人消費支出(PCE)コアデフレーターが若干ながら下振れし、4-6月の米雇用コスト指数も2年ぶり水準まで低下した。にもかかわらず、景気は意外に底堅い。7月の米消費者マインド指数は、2021年10月以来の高水準を記録した。これらのことから、市場ではゴールディロックス(過熱もせず冷めすぎもしない適温相場)の期待が高まっているように見受けられる。
ただ、今週予定される7月のISM景況指数や雇用統計などの内容次第では、(高値警戒感が高まっているだけに)利益確定売りが出ることも考えられよう。また、本格化した主要企業の4-6月期決算からも目が離せない。
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