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2022/10/11 13:18

金融引き締めペースはデータ次第=ブレイナードFRB副議長 無料記事

 米連邦準備理事会(FRB)のラエル・ブレイナード副議長は10日の講演で、インフレ抑制に向けて金融引き締め状態を継続する必要性に言及した上で、今後の引き締めペースがデータ次第になるとの見方を改めて示した。「意図的にデータに依存した方法で行うことで、引き締めに対して経済活動や雇用、インフレがどのようになっているかを学ぶことができ、金利見通しに関する評価を知らせることができる」と説明している。
 また、政策動向を判断する上で、利上げの効果が現れるまでに「遅れ(lag)」があること、世界的な「波及効果(spillover)」があることを指摘。「世界的な金融引き締めが同時進行する際の相乗効果は、それぞれの合計よりも大きい。金利の上昇、ドル高、海外からの対米需要の減少、逆方向の波及効果なども考慮に入れている」と説明したほか、「ロシアの対ウクライナ紛争、コロナ禍、中国のゼロコロナ政策など追加の悪影響にも注意を払っている」と補足した。


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