27日のNY株式市場では、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が前日比3.26％高の120.20ドルと4日続伸し、上場来高値を更新して取引を終えた。原油高が追い風。同業他社も買われ、シェブロン(@CVX/U)が1.93％高、オキシデンタル・ペトロリアム(@OXY/U)が3.88％高、デボン・エナジー(@DVN/U)が4.03％高で引けている。
　この日のWTI原油先物は前日比3.6％余り上昇。一時94ドル台をつけるなど、昨年8月以来1年1カ月ぶりの高水準に達した。金利上昇にもかかわらず、経済成長を背景に「100ドル」の大台に近づきつつある。
　需給の引き締まりも原油高の要因。米エネルギー省エネルギー情報局（EIA）は同日、9月22日時点の原油在庫量が前週比216万9000バレル減の4億1628万7000バレルに縮小したと報告した（市場予想は約60万バレル減）。同在庫水準は年初来で最低の水準であり、過去5年平均を4％下回っている。


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