米サプライマネジメント協会(ISM)は4日、9月の米サービス業景況感指数（Services PMI、旧：非製造業景況感指数）を発表し、前月（54.5）を0.9ポイント下回る53.6に低下したことを明らかにした。市場予想（約53.5）をやや上回っている。景況判断の分かれ目となる50も9カ月連続で上回った。
　主要な個別指標はまちまち。「新規受注」が51.8（↓5.7ポイント）、「雇用」が53.4（↓1.3ポイント）と下がる一方、「事業活動・生産」が58.8（↑1.5ポイント）、「サプライヤー納期」が50.4（↑1.9ポイント）とやや上がった。インフレ高進で注目された「（仕入れ）価格」は58.9で横ばいだった。
　毎月第3営業日に発表される米サービス業景況感指数は、「非製造業における景気動向の先行指標」とされる重要指標。50が景気拡大・縮小の分岐点となっている。全国に点在するサービス会社の購買担当幹部が回答したアンケート調査を通じて作成された「事業活動・生産」「新規受注」「雇用」「サプライヤー納期（50以上で供給の遅延、50未満で供給が早いことを意味する）」の4つの個別指標（季節調整済み）に基づいて組成されている。


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