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2023/01/04 08:51

米国株大引け概況(詳報):続落、テスラ・アップルが下げを主導 無料記事

 3日のNY株式市場は、大型株の主導で売られる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって続落し、それぞれ前営業日比10.88ドル(0.03%)安の3万3136.37ドル、79.5ポイント(0.76%)安の1万386.98ポイントで取引を終えた。
 相場を押し下げたのは、12.24%安に沈んだ電気自動車のテスラ(@TSLA/U)。前日に発表された2022年10〜12月期の世界納車台数は40万5278台と四半期ベースで過去最高を更新したものの、市場予想(約42万760台)に届いていない。テスラの販売台数が市場予想を下回るのは3四半期連続となる。
 ダウ平均の重荷となったのは、3.74%安と急落したIT機器大手のアップル(@AAPL/U)。日経アジアが2日、「アップルが部品納入業者に対し、1〜3月期中はノートパソコンやアップルウォッチなどの生産縮小を要請した」と報じたことが嫌気されている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち6業種が下落。なかでも、エネルギーセクターの下げがきつい。石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が4.14%安、石油・天然ガス開発企業のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.91%安、油田探査のシュルンベルジェ(@SLB/U)が3.67%安と急落した。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)も3.44%、3.06%ずつ売られている。
 一方、カジノ大手のウィンリゾーツ(@WYNN/U)は3.81%高。ウェルズファーゴ証券が投資判断を「オーバーウェイト」、目標株価を110ドルに引き上げたことが刺激材料だ。中国の経済活動再開がカジノ銘柄の追い風になると期待している。


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