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2022/11/07 10:51

3Q上振れもトゥイリオが35%安、4Qガイダンスの下振れを嫌気 無料記事

 先週末4日のNY株式市場では、クラウド電話API大手のトゥイリオ(@TWLO/U)が前日比34.61%安の42.74ドルと暴落して取引を終えた。前日引け後に発表された第3四半期(7〜9月)決算は33%増収・赤字拡大という結果で上振れたものの、低調なガイダンスが嫌気されている。
 会社側は第4四半期(10〜12月)の業績について、売上高を「9億9500万〜10億5000万ドル(前年同期比18〜19%増)」、調整後・希薄化後EPS(非GAAP)を「マイナス0.11〜マイナス0.06ドル」と予想した。後者が市場予想(約マイナス0.12ドル)ほど悪くないものの、前者が市場予想(約10億7000万ドル)を下回っている。増収ペースは、第2四半期(約41%)、第3四半期(約33%)に続き、第4四半期もさらに鈍化する形。ジェフ・ローソン最高経営責任者(CEO)は「多数企業と同じく、私たちはいくつか短期的な逆風に直面しているが、長期的な機会は強いままだ」とコメントした。
 ブローカーの間では、格下げの動きが相次いだ。例えばコーウェンは最新リポートで、トゥイリオに対する投資判断を「アウトパフォーム」から「マーケットパフォーム」に引き下げ、目標株価を100→65ドル(↓35%)に下方修正。「トゥイリオがマクロ経済の悪化による深刻なプレッシャーを感じているため、成長の見通しを大幅に削減する」とコメントした。


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