2023/04/17 10:28
米国株週間相場見通し:もみ合いか
今週のNY株式市場は、好悪材料が入り混じる中で揉み合う展開となりそうだ。ネガティブな材料としては、インフレ懸念が依然くすぶっていることが挙げられる。3月のCPIとPPIがそろって市場予想を下回る中、先週は利上げ長期化の観測が後退する場面がみられたものの、先週末に発表された4月の米ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)で、1年先の期待インフレ率が市場予想を大幅に上回ったため、金融政策の動向に再び不透明感が強まった格好だ。
また、景気の見通しが定まらない点も気がかり。月初の3月雇用統計で景気の底堅さが確認されたものの、先週発表された3月の小売売上高が2か月連続のマイナス成長を強いられたことは不安材料。他の経済指標も、良いものと悪いものが入り混じる状態だ。
ただ、1-3月期決算に関してはそれほど悪くない。S&P500構成銘柄の増益率が平均で前年同期比マイナス5.2%と厳し目に予想されているため、今週発表される主力株(テスラやネットフリックスなど)の上振れにつながりやすい。実際、皮切りとなった大手銀行は総じて良好な結果だった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
また、景気の見通しが定まらない点も気がかり。月初の3月雇用統計で景気の底堅さが確認されたものの、先週発表された3月の小売売上高が2か月連続のマイナス成長を強いられたことは不安材料。他の経済指標も、良いものと悪いものが入り混じる状態だ。
ただ、1-3月期決算に関してはそれほど悪くない。S&P500構成銘柄の増益率が平均で前年同期比マイナス5.2%と厳し目に予想されているため、今週発表される主力株(テスラやネットフリックスなど)の上振れにつながりやすい。実際、皮切りとなった大手銀行は総じて良好な結果だった。
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