2023/04/24 09:40
米国株週間相場見通し:神経質な値動きか
今週のNY株式市場は、景気や金利の先行き不透明感で上値の重い展開か。
足元のマーケットでは、景気動向に対する警戒感が再び強まりつつある。先週公表されたベージュブックは、「ここ数週間の経済活動が足踏み状態にある」と警鐘を鳴らす内容。実際、3月の中古住宅販売が下振れたうえ、先週の失業保険申請件数が21年11月以来の高水準を記録した。また、4月のフィラデルフィア連銀製造業指数もマイナス31.3にまで低下している。今週も重要経済指標(4月の消費者信頼感指数や3月のPCEコアデフレータなど)の発表が相次ぐため、これらの内容を気にしながら全体として慎重なスタンスとなろう。
本格化した主要企業の1-3月期決算にも注意を要する。厳しい内容が既に織り込まれていることで、これまで「下振れ不安がない」とする見方が多かったが、テスラやネットフリックスのように利益率悪化で急落する銘柄も散見される。今週も大手IT企業(アルファベット、マイクロソフト、メタなど)の決算発表が相次ぐため、その内容に一喜一憂する展開となりそうだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
足元のマーケットでは、景気動向に対する警戒感が再び強まりつつある。先週公表されたベージュブックは、「ここ数週間の経済活動が足踏み状態にある」と警鐘を鳴らす内容。実際、3月の中古住宅販売が下振れたうえ、先週の失業保険申請件数が21年11月以来の高水準を記録した。また、4月のフィラデルフィア連銀製造業指数もマイナス31.3にまで低下している。今週も重要経済指標(4月の消費者信頼感指数や3月のPCEコアデフレータなど)の発表が相次ぐため、これらの内容を気にしながら全体として慎重なスタンスとなろう。
本格化した主要企業の1-3月期決算にも注意を要する。厳しい内容が既に織り込まれていることで、これまで「下振れ不安がない」とする見方が多かったが、テスラやネットフリックスのように利益率悪化で急落する銘柄も散見される。今週も大手IT企業(アルファベット、マイクロソフト、メタなど)の決算発表が相次ぐため、その内容に一喜一憂する展開となりそうだ。
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