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2023/01/18 08:40

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ダウは5営業日ぶりの反落 無料記事

 3連休明け17日のNY株式市場は、決算動向をにらみながら売り買いまちまちの展開。主要指標のダウ平均が前営業日比391.76ドル(1.14%)安の3万3910.85ドルと5営業日ぶりに反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数は15.95ポイント(0.14%)高の1万1095.11ポイントと小幅に7日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は8.12ポイント(0.20%)安の3990.97ポイントとやや弱含んだ。
 年初の2週間に力強く上昇してきただけに、一部銘柄に利食い売りが出た。足元では第4四半期(10〜12月)の動向が注視されている状態。この日は直近業績が上振れた金融大手モルガン・スタンレー(@MS/U)が5.91%高と急伸する一方、下振れた同業ゴールドマン・サックス(@GS/U)が6.44%安と急落した。ゴールドマンに関しては、投資銀行部門と資産管理部門の苦戦が響いている。同じ金融セクターだが、銘柄によって明暗が分かれた形だ。先週末に決算を発表済みのJPモルガン・チェース(@JPM/U)、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)もそれぞれ1.54%、2.02%ずつ値を下げた。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落。前述した金融セクターのほか、素材、資本財、コミュニケーションなどが弱含んだ。個別では、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が1.98%安、工業用素材・事務用品大手のスリーエム(@MMM/U)が2.25%安、産金大手のニューモント(@NEM/U)が3.46%安と値を下げている。
 一方、情報技術や一般消費財など4業種は強含み。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.88%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.75%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が7.43%高と上昇した。


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