18日のNY株式市場は、金融銘柄やAI関連銘柄などを中心に買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比366.58ドル（1.06％）高の3万4951.93ドルと7日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が108.69ポイント（0.76％）高の1万4353.64ポイントと続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数や小型株を代表するラッセル2000指数も、それぞれ32.19ポイント（0.71％）高の4554.98ポイント、24.80ポイント（1.27％）高の1976.07ポイントと続伸して引けている。
　この日はまちまちな経済統計を背景に、主要指数が小反落で寄り付いたものの、すぐさま買い優勢に転じた。「ソフトランディング」期待が引き続き追い風となっている。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。情報技術や金融が1％超の伸びを示したほか、景気敏感セクターのエネルギー、素材、資本財なども強含んだ。好決算を発表した金融大手のバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が4.42％高、モルガン・スタンレー(@MS/U)が6.45％高、チャールズ・シュワブ(@SCHW/U)が12.57％高と急伸し、相場をけん引している。また、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)も3.98％高と急伸（最高値を更新）。法人向け「Microsoft 365 Copilot」の価格を発表したことなどが刺激材料となった。他のAI関連銘柄も買われ、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.22％高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が1.96％高と値を上げている。
　一方、ディフェンシブな公益や生活必需品など3セクターは逆行安。飲料大手のコカ・コーラ(@KO/U)が0.40％安、化粧品大手のエスティ・ローダー(@EL/U)が2.32％安、電力・ガス供給大手のサザン・カンパニー(@SO/U)が1.55％安と弱含んだ。


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