14日のNY株式市場では、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が前日比7.25％高の194.02ドルと急伸して取引を終えた。追加の人員削減を発表したことがプラス材料視されている。メタは昨年11月、1万1000人超を解雇したばかりだ。
　メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は同日、自身のフェイスブック上で「約1万人を削減する見込み」と明らかにした。「より良いテクノロジー企業となることと、厳しい環境下で財務状況を改善することが目的だ」と説明している。
　具体的には、今後2〜3カ月以内に組織の平準化に向けたリストラ計画を公表するほか、優先順位の低いプロジェクトの中止や採用ペースの減速などを進める方針だ。
　追加の人員削減を受けて約30億〜50億ドルの関連費用を計上する。一方、今年の総費用が860億〜920億ドルに縮小する見通しだ(従来見通しは890億〜950億ドル)。ザッカーバーグ氏は23年を「効率の年」にすると述べるなど、コスト削減に集中することを示唆していた。


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