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2023/04/20 08:46

米国株大引け概況(詳報): 小動き、医療機器銘柄は急伸 無料記事

 19日のNY株式市場は、主要企業の決算動向をにらみながらもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比79.62ドル(0.23%)安の3万3897.01ドルと小幅続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が3.82ポイント(0.03%)高の1万2157.23ポイントと小反発で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、0.35ポイント(0.01%)安の4154.52ポイントとほぼ横ばいだった。
 発表された決算の多くは、低い想定を上回る利益を報告しているものの、やや様子見ムードが広がる状態。決算を発表した動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が3.17%安、金融大手のモルガン・スタンレー(@MS/U)が当初下落するなど(最終的には0.67%高)、費用の増加やガイダンスの弱さなどがマイナス材料視されるケースもみられた。とはいえ、主要株価指数は朝安から下げ幅を徐々に縮小。ソフトランディング見通しが支えとなり、大きく売り込む動きは限定的だった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が下落。大型ハイテク株を含むコミュニケーションや情報技術などが弱含んだ。前述したネットフリックス(@NFLX/U)が3.17%下落したほか、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が2.16%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.00%安と値を下げている。
 一方、公益やヘルスケアなど5業種は上昇。 特に医療機器メーカーの上げが目立ち、アボット・ラボラトリーズ(@ABT/U)が7.82%高、メドトロニック(@MDT/U)が3.94%高、インテューイティブ・サージカル(@ISRG/U)が10.88%高と急伸した。アボットやインテューイティブの好調な決算がプラス材料視されている。


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