半導体大手インテル(@INTC/U)が欧州と中東で生産能力を拡張する。ポーランド進出が決まったほか、イスラエルで新工場を設けることが明らかになった。
　インテルは16日、ドイツに近いポーランド西部のブロツワフ近郊に半導体の組み立て・検査工場を新設すると発表した。投資額は最大46億ドルを見込んでいる。欧州各地に半導体工場を建設する野心的な計画の一環。欧州委員会の承認を経た上で、2027年までに操業をする。欧州での展開にあたっては、アイルランド、フランス、ドイツに大型工場を建設することを発表済みだ。
　イスラエルでの新工場建設については、同国のネタニヤフ首相が18日に国民向けの演説で言及した。イスラエル政府によると、総額で約250億ドルに上る。南部キルヤット・ガトで27年に稼働する計画だ。
　なお、ドイツでの工場建設を巡ってインテルは補助金の増額を要請している。パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は19日、ベルリンでショルツ首相ら連邦政府の主要閣僚と同計画について会談する予定だ。


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