2022/10/25 08:43
米国株大引け概況(詳報): 続伸、利上げペースの減速に期待感
週明け24日のNY株式市場は、利上げペースの減速期待で買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前営業日比417.06ドル(1.34%)高の3万1499.62ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が92.89ポイント(0.86%)高の1万952.61ポイントとそろって続伸して取引を終えた。
先週末に「米連邦準備理事会(FRB)が12月以降にあまり積極的でない利上げスタンスを示す可能性がある」と報じられたことが引き続き支援材料となった。米景気指標の悪化が同観測をサポート。S&Pグローバルが24日発表した10月の米国PMIが47.3(↓2.2ポイント)に悪化し、市場予想(約49.2)を下回っている。米国債は売られ、2年債利回りが4.50%(↑0.03ポイント)、10年債利回りが4.24%(↑0.02ポイント)に上昇した。投資家は主要ハイテク企業の業績動向を注視する見通し。今週はアルファベット(@GOOGL/U)やマイクロソフト(@MSFT/U)など第3四半期(7〜9月)決算発表が相次ぐ予定だ。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。なかでもヘルスケアや生活必需品、情報技術、金融などが1%超の上昇を記録した。前述したマイクロソフトが2.12%高、アルファベットが1.47%高と上昇したほか、製薬大手のイーライリリー(@LLY/U)が2.09%高、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が2.88%高、クレジットカード大手のマスターカード(@MA/U)が1.07%高と値を上げている。
一方、他の個別動向では、中国関連銘柄の急落が目立った。中国EC大手のアリババ・グループ(@BABA/U)が12.51%安、JDドット・コム(@JD/U)が13.02%安、カジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)が10.29%安、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が5.47%安と売られている。習近平・総書記(国家主席)が異例の3期目に入り、最高指導部を側近で固めたため、規制強化やゼロコロナ政策継続を巡る懸念が投資家の間に広がった格好だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
先週末に「米連邦準備理事会(FRB)が12月以降にあまり積極的でない利上げスタンスを示す可能性がある」と報じられたことが引き続き支援材料となった。米景気指標の悪化が同観測をサポート。S&Pグローバルが24日発表した10月の米国PMIが47.3(↓2.2ポイント)に悪化し、市場予想(約49.2)を下回っている。米国債は売られ、2年債利回りが4.50%(↑0.03ポイント)、10年債利回りが4.24%(↑0.02ポイント)に上昇した。投資家は主要ハイテク企業の業績動向を注視する見通し。今週はアルファベット(@GOOGL/U)やマイクロソフト(@MSFT/U)など第3四半期(7〜9月)決算発表が相次ぐ予定だ。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。なかでもヘルスケアや生活必需品、情報技術、金融などが1%超の上昇を記録した。前述したマイクロソフトが2.12%高、アルファベットが1.47%高と上昇したほか、製薬大手のイーライリリー(@LLY/U)が2.09%高、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が2.88%高、クレジットカード大手のマスターカード(@MA/U)が1.07%高と値を上げている。
一方、他の個別動向では、中国関連銘柄の急落が目立った。中国EC大手のアリババ・グループ(@BABA/U)が12.51%安、JDドット・コム(@JD/U)が13.02%安、カジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)が10.29%安、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が5.47%安と売られている。習近平・総書記(国家主席)が異例の3期目に入り、最高指導部を側近で固めたため、規制強化やゼロコロナ政策継続を巡る懸念が投資家の間に広がった格好だ。
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