詳細
検索 (期間指定)
期間

2023/08/07 08:52

米国株大引け概況(詳報): 下落、ナスダックとS&P500は4日続落 無料記事

 先週末4日のNY株式市場は、決算シーズンが峠を超えるなかで利益確定の売りが強まる展開。主要指標のダウ平均が前日比150.27ドル(0.43%)安の3万5065.62ドルと3日続落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が50.47ポイント(0.36%)安の1万3909.24ポイントと4日続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、23.86ポイント(0.53%)安の4478.03ポイントと4日続落している。
 最新雇用統計は雇用の鈍化を示唆。7月の非農業部門雇用者数が前月比18万7000人増と市場予想(約20万人増)を下回ったことを受け、2年債利回りが4.76%(↓0.12ポイント)、10年債利回りが4.03%(↓0.15ポイント)に低下した。過去数営業日に金利の急上昇が株売りにつながっただけに、朝方は買い戻されて始まったが、昼過ぎから売りが膨らんでいる。重要企業の最新決算はまちまち。前日引け後に決算を発表したEC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が8.27%高と急伸する一方、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が4.80%安と急落した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が下落(一般消費財とエネルギーは上昇)。なかでも情報技術、公益、生活必需品が1%以上の下落を示した。前述した通りアップル(@AAPL/U)が急落したほか、ネットセキュリティ大手のフォーティネット(@FTNT/U)が25.07%安、同業のパロアルトネットワークス(@PANW/U)が8.06%安と売り込まれている。また、電力大手のドミニオン・エナジー(@D/U)が3.02%安、飲料大手のコカ・コーラ(@KO/U)が1.51%安と値を下げた。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース