先週末17日のNY株式市場では、物流大手のフェデックス(@FDX/U)が前日比7.97％高の220.31ドルと急伸して取引を終えた。2023年5月期ガイダンスを上方修正したことなどが好感されている。
　16日引け後に発表された2023年第3四半期決算は、売上高が市場予想を下回る一方、調整後の希薄化後EPS（非GAAP）は市場予想を上回った。国内輸送マージンの改善とコスト削減の推進などにより利益が上振れている。
　また、会社側は23年5月通期の調整後・希薄化後EPSを13.00〜14.00ドル→14.60〜15.20ドルに引き上げた。
　こうした発表を受け、複数の有力ブローカーがフェデックスの目標株価を引き上げ。このうちカウエンは「コスト削減に注力したことで、利益が市場予想を大きく上回った」と評価。その上で、「23年下半期から24年にかけて業績が改善する見込みがある」と分析している(投資判断は「アウトパフォーム」、目標株価は185→235ドルに上方修正)。
　


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