詳細
検索 (期間指定)
期間

2023/09/11 08:53

米国株大引け概況(詳報): 小幅上昇、金融引き締め長期化の懸念はくすぶる 無料記事

 先週末8日のNY株式市場は、新規材料に欠けるなか、やや強含む展開。主要指標のダウ平均が前日比75.86ドル(0.22%)高の3万4576.59ドルと小幅続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が12.70ポイント(0.09%)高の1万3761.53ポイントと小反発で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、6.35ポイント(0.14%)高の4457.49ポイントと小反発で引けている。
 堅調な米経済指標が金融引き締めの長期化懸念を蒸し返すなか、軟調だった1週間を小幅な上昇で締めくくった形(週間ではダウ平均が0.74%安、ナスダックが1.92%安、S&P500が1.29%安)。月曜の休場(レイバーデイ)明けから3日続落していたS&P500指数は、一部の大型ハイテク株の下支えなどもあって小反発に転じている。金利は上昇。米国債は一時的に買われる場面もあったが、結局売られ、2年債利回りが4.99%(↑0.04ポイント)、10年債利回りが4.26%(↑0.02ポイント)に上がった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。エネルギーや公益のほか、大型ハイテク株を含むコミュニケーション、情報技術などが強含んだ(上げ幅は全て1%未満)。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.46%高、電力大手のデュークエナジー(@DUK/U)が1.81%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.73%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.32%高と買われている。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース