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2022/11/28 08:32

米国株大引け概況(詳報): ダウ3日続伸、ナスダックは反落 無料記事

 感謝祭休場明けで短縮取引だった先週末25日のNY株式市場は、高安まちまちの展開。主要指標のダウ平均が前営業日比152.97ドル(0.45%)高の3万4347.03ドルと3日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が58.96ポイント(0.52%)安の1万1226.36ポイントと3営業日ぶりに反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も小反落し、1.14ポイント(0.03%)安の4026.12ポイントで引けている。
 利上げペースの減速期待が引き続き支援材料。セクター別では、S&P500全11業種のうち、公益やヘルスケアなどディフェンシブセクターを中心に7業種が上昇した。電力大手のデュークエナジー(@DUK/U)が1.10%高、医療保険大手のユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が1.49%高、クレジットカード大手のビザ(@V/U)が0.97%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が2.01%高と値を上げている。
 一方、大型ハイテク株が含まれるコミュニケーションや情報技術のほか、エネルギー、素材の4業種は下落した。中国のコロナ懸念が再び強まっていることが逆風。鄭州工場での減産が警戒されているIT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.96%下落したほか、中国向け売上比率の高いGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.51%安、半導体装置大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が1.72%安と値を下げている。中国経済の減速懸念で原油相場が続落したため、エネルギーや素材など景気敏感セクターもやや軟調だった。


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