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2023/12/29 08:27

米国株大引け概況(詳報): 小動き、S&P500が最高値に接近 無料記事

 28日のNY株式市場は、小幅なレンジでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比53.58ドル(0.14%)高の3万7710.10ドルと小幅に3日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が4.04ポイント(0.03%)安の1万5095.14ポイントと小反落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、1.77ポイント(0.04%)高の4783.35ポイントと小幅に5日続伸で引けている(2022年1月につけた過去最高値4796.56ポイントに接近)。
 年末年始を控えて市場参加者が少なく、閑散な相場が続く状態。7年債の入札がやや軟調な結果に終わって米国債利回りが上昇したこともあり(10年債利回りは3.84%と0.05ポイント上昇)、朝高後にやや上値が重い流れとなった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇(上昇率は全て0.7%以下)。公益やヘルスケア、金融などのセクターが強含んだ。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が0.73%高、医薬品大手のメルク(@MRK/U)が0.73%高、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が0.53%高で引けている。
 一方、エネルギーや素材、一般消費財の3セクターは下落。原油先物の続落(↓約3%)で石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.45%安だったほか、産金大手のニューモント(@NEM/U)が1.60%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.16%安と値を下げた。


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