7日のNY株式市場は、金利の低下でハイテク株主導の上げが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比56.74ドル（0.17％）高の3万4152.60ドルと7日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が121.08ポイント（0.90％）高の1万3639.86ポイントと8日続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、12.40ポイント（0.28％）高の4378.38ポイントと7日続伸で引けている。S&P500の7日続伸は、2021年11月に8日続伸して以来の連騰記録だ。
　ソフトランディング期待が強まるなか、長期金利を代表する10年債利回りが4.57％（↓0.07ポイント）に下がったことが相場の追い風。原油先物が急反落（↓4％超）し、1バレル80ドル台を割れたことも、インフレ懸念を一段と後退させている。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が上昇。前日同様、大型ハイテク株を含む一般消費財、情報技術、コミュニケーションの3セクターで上げが目立った。EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.13％高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.45％高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.12％高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が3.49％高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.96％高と買われている。決算銘柄の一角も買われ、クラウド運用監視システム大手のデータドッグ(@DDOG/U)が28.47％高と急騰したほか、配車サービス大手のウーバー(@UBER/U)が3.70％高と値を上げた。
　一方、エネルギーや素材など景気敏感セクターを中心に6業種は下落。原油先物の急落を受けて石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.76％安と値を下げたほか、油田探査大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が5.58％安、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が3.97％安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が3.70％安と売り込まれている。


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