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2024/05/01 09:40

4月の消費者信頼感指数は97.0に低下、約1年半ぶりの低水準 無料記事

 非営利民間調査団体の米コンファレンス・ボードは4月30日、4月の消費者信頼感指数(CCI)を発表し、前月改定値(103.1)を6.1ポイント下回る97.0に低下したことを明らかにした。市場予想(約104)を下回っている。3月分については「104.7」→「103.1」に下方修正した。同統計の締切日は、4月24日に設定されていた。
 4月の内訳は、現況指数が142.9(前月改定値:146.8)、期待指数が66.4(前月改定値:74.0)とそろって低下している。
 チーフエコノミストのダナ・ピーターソン氏は今回の結果について、「信頼感は4月にさらに後退し、2022年7月以降で最低の水準に落ち込んだ。消費者は現在の労働市場に対してあまりポジティブでなくなり、将来の景気や雇用、収入に対する懸念を強めたためだ」とコメントした。2万5000ドル〜4万9999ドルの所得層を除き、全ての年齢層とほぼ全ての所得層で消費者信頼感が下落したという。
 コンファレンス・ボードのCCIは、現在と将来に対する消費者のマインドや消費動向を測る指標。調査を開始した1985年のデータを100としている。消費者約5000人に対するアンケート調査を基に算出され、現況指数が40%、期待指数が60%の比率で構成されている。


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