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2024/07/19 09:14

7月フィラデルフィア連銀指数は13.9に上昇、市場予想を上回る 無料記事

 米フィラデルフィア連邦準備銀行(フィラデルフィア連銀)は18日、7月の製造業景況指数(季節調整済み)を発表し、前月(1.3)を12.6ポイント上回る13.9に上昇したことを明らかにした。市場予想(約2.9)を大きく上回っている。景気拡大・縮小の分岐点(ゼロ)も6カ月連続で上回った。
 個別指標も総じて改善。「在庫」がマイナス9.4(↓3.0)に下がったものの、「新規受注」がプラス20.7(↑22.9)、「出荷」がプラス27.8(↑35.0)、「受注残」がプラス9.1(↑0.2)、「配送時間」がプラス8.5(↑17.9)に上昇している。なお、価格動向に関しては、「支払い価格(仕入れ価格)」と「受け取り価格(販売価格)」がそれぞれ19.8(↓2.7)、24.2(↑10.5)となった。
 6カ月先の見通しも大きく改善。同景況指数が38.7(↑24.9)に上昇した。
 毎月第3木曜日に発表されるこの統計は、米サプライマネジメント協会(ISM)の製造業景況感指数(PMI)や米NY連邦準備銀行の製造業景況指数などと同様に製造業の景況感を表し、景気動向の先行指標とされる。フィラデルフィア連銀が行うこの調査では、管轄地区内(ペンシルベニア州、ニュージャージー州、デラウェア州)の製造業者100〜125社を対象に実施し、その回答から現在と将来(6カ月先)の景況指数を計算する(1968年5月調査開始)。カバー地域が小さく、対象数が少ないためにデータのブレが大きいものの、全米をカバーするPMI(毎月第1営業日発表)に先駆けて発表される特徴がある。


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