半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U、以下AMD)は、全従業員の4％にあたる約1000人の人員を削減する方針だ(2023年末時点の総従業員数は2万6000人)。13日付CNBCなど、複数の現地メディアが同社広報担当者に確認したもの。人的資源の再配分を進め、成長機会にリソースを集約する戦略の一環という。
　同社はデータセンター向けの人工知能（AI）アクセラレータの開発に注力中。直近第3四半期（7 9月）の部門別売上高は、ゲームが前年同期比69.32％減の4億6200万ドル、エンベデッドが25.42％減の9億2700万ドルと縮小する一方、データセンターが122.09％増の35億4900万ドル、クライアント（PC）が29.45％増の18億8100万ドルに拡大している。AMDは今年10月、AI向けチップの売上高が「50億ドル」に上ると予想したが、売上高全体の約5分の1にとどまり、競合エヌビディア(@NVDA/U)に出遅れている状態だ。
　13日のNY株式市場では、AMDの株価が前日比3.01％安の139.30ドルと下落して取引を終えた。


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