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2024/06/04 09:14

5月のISM製造業景況感指数は48.7に低下、2カ月連続で活動縮小 無料記事

 米サプライマネジメント協会(ISM)は3日、2024年5月の米製造業景況感指数(PMI:Purchasing Managers Index)を発表し、前月(49.2)を0.5ポイント下回る48.7に悪化したことを明らかにした。小幅な上昇を見込んでいた市場予想(約49.5)に反して下落している。景況判断の分かれ目となる50を2カ月連続で下回った形だ。
 同指数を構成する主要サブ指数は、「雇用」が51.1(↑2.5ポイント)に上向いたものの、「新規受注」が45.4(↓3.7ポイント)、「生産」が50.2(↓1.1ポイント)、「在庫」が47.9(↓0.3ポイント)に低下した(「サプライヤー納期」は横ばいの48.9)。また、「(仕入れ)価格」も57.0(↓3.9ポイント)に下落している(市場予想:約59)。
 毎月第1営業日に発表されるPMIは、「製造業における景気動向の先行指標」とされる重要指標。50が景気拡大・縮小の分岐点となっている。全国に点在するメーカーの購買担当幹部が回答したアンケート調査を通じて作られ、「新規受注」「生産」「雇用」「サプライヤー納期(50以上で供給の遅延、50未満で供給が早いことを意味する)」「在庫」の5つの個別指標(季節調整済み)に基づいて組成された。


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