米サプライマネジメント協会(ISM)は5日、1月の米サービス業景況感指数（Services PMI）を発表し、前月（50.5）を2.9ポイント上回る53.4に上昇したことを明らかにした。景況判断の分かれ目となる50を13カ月連続で上回り、市場予想（約52.0）を上回った。
　主要個別指標では、「事業活動・生産」が55.8と横ばいだったが、「新規受注」が55.0（↑2.2ポイント）、「雇用」が50.5（↑6.7ポイント）、「サプライヤー納期」が52.4（↑2.9ポイント）と総じて上向いている。インフレ高進の際に注目されていた「（仕入れ）価格」も64.0（↑7.3ポイント）に上昇した。
　毎月第3営業日に発表されるNMIは、「非製造業における景気動向の先行指標」とされる重要指標。50が景気拡大・縮小の分岐点となっている。全国に点在するサービス会社の購買担当幹部が回答したアンケート調査を通じて作成された「事業活動・生産」「新規受注」「雇用」「サプライヤー納期（50以上で供給の遅延、50未満で供給が早いことを意味する）」の4つの個別指標（季節調整済み）に基づいて組成されている。


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