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2024/09/18 09:26

8月の小売売上高は前月比0.1%増で上振れ、7月分やや上方修正 無料記事

 米商務省センサス局は17日、8月の小売売上高(速報値、季節調整済み、インフレ未調整の名目ベース)を発表し、前月比0.1%増の約7108億ドルにやや伸びたことを明らかにした(前年同月比では2.1%増)。減少を見込んでいた市場予想(約0.2%減)に反して増えた格好。7月分については「1.0%増」→「1.1%増」にやや上方修正した。6〜8月の3カ月間では、前年同期比で2.3%増加している。
 自動車・部品を除いた8月の小売売上高は前月比0.1%増にとどまり、こちらは市場予想(約0.2%増)を下回った。種類別では、自動車・部品ディーラーが0.1%減、家具店が0.7%減、家電量販店が1.1%減、食料・飲料販売店(スーパーなど)が0.7%減、ガソリンスタンドが1.2%減、衣料品店が0.7%減、GMS(百貨店など)が0.3%減と苦戦する一方、建材・園芸資材店が0.1%増、ヘルス・パーソナルケア店(薬局・ドラッグストアなど)が0.7%増、スポーツ用品・趣味・本・音楽店が0.3%増、その他小売店が1.7%増、非店舗販売が1.4%増と堅調だった。
 毎月第10営業日に発表されるこの統計は、小売業の月間売上高を推定したもの。国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費の動向を示す統計として、市場で注目されている。調査の方法は、小売・食品サービス企業4700社をサンプリングし、そのデータに基づいて計算するというもの。自動車・部品の占める割合が比較的大きいため、この要素を除いたベースも公表されている。


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