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2023/12/13 08:52

米国株大引け概況(詳報): 4日続伸、主要3指数が年初来高値を切り上げ 無料記事

 12日のNY株式市場は、「ソフトランディング」への期待が継続するなかで買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比173.01ドル(0.48%)高の3万6577.94ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が100.91ポイント(0.70%)高の1万4533.40ポイントとそろって4日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、21.26ポイント(0.46%)高の4643.70ポイントと4日続伸で引けている。主要3指数が軒並み、年初来高値を切り上げた形だ。
 朝方発表された11月消費者物価指数(CPI)がほぼ市場予想通りとなるなか(前月比ではやや上振れ)、主要株価指数はまちまちで寄り付いたが、その後に上昇基調を取り戻した。13日の連邦公開市場委員会(FOMC)、14日の11月小売売上高など重要指標・イベントが相次ぎ予定されているものの、インフレや景況観に対する懸念が一段と後退しつつある。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇(上げ幅は全て1%未満)。情報技術や一般消費財のほか、金融、素材、ヘルスケアなど幅広く強含んだ。大型ハイテク株が買われ、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.83%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.79%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.21%高、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が4.18%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.75%高と値を上げている。
 一方、エネルギーや公益など3業種は下落。再び原油先物(↓約4%)が1バレル70ドル割れとなるなか、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)がそれぞれ1.58%、1.28%ずつ値を下げた。



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