詳細
検索 (期間指定)
期間

2024/08/19 09:26

ミシガン大学消費者態度指数:8月速報値は67.8に上昇、インフレ期待横ばい 無料記事

 ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターは16日、8月の消費者態度指数(速報値)を発表し、前月(66.4)を1.4ポイント上回る67.8に上昇したことを明らかにした。市場予想(約66.9)を上回っている。
 指数の内訳は、「現在の景況感」が60.9(前月:62.7)に下がったものの、「今後の見通し」が72.1(前月:68.8)に上昇した(市場予想はそれぞれ約63.1%、約68.5)。
 インフレ期待は横ばい。1年先の期待インフレ率が2.9→2.9%、5年先の期待インフレ率が3.0→3.0%と変わらずだった(市場予想はそれぞれ約2.8%、約2.9%)。
 ディレクターのジョアン・スー氏はこの結果について、「消費者心理は4カ月連続でほぼ横ばい」と分析。大統領選の動向が将来への期待に影響を与える可能性があるものの、現時点では評価を変える可能性が低いとみている。
 この統計は、非営利民間調査団体の全米産業審議会(コンファレンスボード)が発表する「消費者信頼感指数(CCI)」と同様に、現在と将来に対する消費者のマインドや消費動向を測る指標。原則的に速報値が毎月第2金曜日、確報値が毎月最終金曜日に発表される。1966年のデータを100として数値化している。アンケート調査の対象は、速報値で300世帯、確報値で500世帯とコンファレンスボードのCCI(調査対象:約5000世帯)より少ない。調査対象が少ないことで数値のブレが大きいものの、速報値はコンファレンスボードの消費者信頼感指数より早く発表される利点がある。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース