12日のNY株式市場では、重工業大手のハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が前日比3.85％高の233.91ドルと急伸して取引を終えた。アクティビスト（物言う投資家）の大口出資などが刺激材料となっている。
　エリオット・インベストメント・マネジメントはこの日、ハネウェル株を50億ドル以上取得したことを公表した。ハネウェル取締役会に対する書簡で「起伏の激しい業務遂行、一貫性のない財務実績、株価の低迷が過去5年間の価値創造能力を低下させている」と指摘した上で、同社の航空宇宙部門とオートメーション部門を分社化するよう提案している。2社の分社化を通じ、今後2年間でハネウェルの株価が51〜75％上昇するとの見解を示した。
　一方、ハネウェルの広報担当者は「当社はエリオットと対話し、その意見を聞きたいと考えている」とコメント。建設的な対話を進める意向を示している。


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