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2024/08/01 10:35

ボーイングが新CEO就任を発表、ロックウェル・コリンズの元CEOを採用 無料記事

 航空機大手のボーイング(@BA/U)は7月31日、年内の退任を表明していたデーブ・カルフーン最高経営責任者(CEO)の後任として、ロバート・ケリー・オルトバーグ氏を新たなCEOに指名すると発表した。8月8日付けで交代する。
 次期CEOのオルトバーグ氏は航空・宇宙関連大手ロックウェル・コリンズの元CEO。航空・宇宙業界で30年以上の経験を持つ。現在のロックウェル・コリンズが航空・防衛大手RTXコーポレーション(@RTX/U)の主要部門となっているため、オルトバーグ氏はRTXの取締役を務めていた(7月31日付けで辞任)。
 ボーイングのCEOが2代続けて品質問題の苦境下で退任する格好となった。カルフーンCEOの前任者デニス・マレンバーグ氏も、2018 19年に737MAX機2機が墜落した事故の責めを負う形で解任されている。今年に入っても、アラスカ航空(@ALK/U)の737MAX機で1月5日、機体の一部を吹き飛ばす事故が発生。規制当局の指示による点検で、ドアプラグ・ボルトの緩みなどの不具合が発見されるという品質トラブルが次々と発見されていた。
 7月31日のNY株式市場では、ボーイングの株価が前日比2.00%高の190.60ドルと上昇して取引を終えた。


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