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2024/02/21 08:53

米国株大引け概況(詳報): 続落、決算控えエヌビディアが4%安 無料記事

 3連休明け20日のNY株式市場は、ハイテク株中心に売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比64.19ドル(0.17%)安の3万8563.80ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が144.87ポイント(0.92%)安の1万5630.78ポイントとそろって続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、30.06ポイント(0.60%)安の4975.51ポイントと続落で引けている。
 21日引け後の決算発表を予定しているGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.35%安と急落したことが相場の逆風。好業績が期待されているものの、株価に織り込み済みとの懸念もあるなか、同社株や関連銘柄が下げを主導した。主要半導体銘柄で構成されるSOX指数は1.56%下落している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が軒並み下落。なかでも大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財の下げがが目立った。前述したエヌビディアのほか、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が4.71%安、半導体装置大手のアプライド・マテリアルズ(@AMAT/U)が5.23%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.10%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.43%安と値を下げている。
 一方、生活必需品セクターは逆行高。好決算や増配で小売り大手のウォルマート(@WMT/U)が3.23%高と急伸したことが寄与した。TVメーカーのビジオ(@VZIO/U)を買収すると発表したこともプラス材料視されている。
 このほか、大型M&Aも注目を集めた。金融大手のキャピタル・ワン・ファイナンシャル(@COF/U)がクレジットカード大手のディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ(@DFS/U)を約350億ドルで買収すると発表し、ディスカバーが12.61%高と急伸している。


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