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2024/02/28 08:55

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ナスダックは反発 無料記事

 27日のNY株式市場は、前日終値を挟んでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比96.82ドル(0.25%)安の3万8972.41ドルと小幅続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が59.05ポイント(0.37%)高の1万6035.30ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、8.65ポイント(0.17%)高の5078.18ポイントと反発して終了。小型株を代表するラッセル2000指数は、27.14ポイント(1.34%)高の2056.11ポイントと4日続伸している。
 この日の値動きはかなり限定的だった。ナスダックとS&P500の両指数は中盤までほぼ横ばいで推移(午後からは押し目買いがやや優勢)。木曜日(29日)の1月PCE価格指数などの発表を控え、前日に続き様子見ムードが漂っている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。総じて小動きだったが、公益やコミュニケーションが1%余り上昇した。ビッグテック銘柄の一角が強含み、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.97%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.10%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が2.39%高と値上がりしている。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.81%高と上昇に転じたことも相場を下支え。電気自動車(EV)の開発を中止し、生成AIに注力するとの報道が好感された。
 一方、エネルギーやヘルスケアなど3業種は弱含み。石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.48%安、医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が2.27%安、製薬大手のアムジェン(@AMGN/U)が2.75%安と値を下げた。


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