2019/09/02 09:46
週間相場見通し:神経質な値動きか
今週のNY株式市場は、全体として上値の重い展開か。2日(月曜)のレイバー・デー休場で営業日数が4日に限られる中、主要経済指標の発表やFOMC高官の発言を前に買いが手控えられる可能性があるためだ。また米中両国が9月1日、相互に関税率の追加引き上げ策を実施しこともマイナス材料。想定内ではあるが、これにより世界景気の先行き不安が改めてクローズアップされることになる。
米国の景気動向も注視する必要がある。先週末に発表された7月の個人消費支出は前月比+0.6%となり前月から加速したものの、8月のミシガン大学消費信頼感指数が前月から大きく低下するなど、米景気を支えてきた消費にやや陰りが見えはじめているためだ。こうしなか、今週発表される8月のISM製造業・非製造業景況指数や雇用統計は、いずれも前回並みの水準で着地すると予想されているが、マーケットでは結果・内容を見極めたいとする慎重スタンスが強まろう。
今週はまた、FRB高官の講演が相次ぐ点も買い手控え要因。3日はボストン連銀総裁、翌4日にはNY連銀総裁の講演が予定されている。さらに6日はパウエルFRB総裁がパネルディスカッションに出席するため、今月のFOMC政策会合に向けた金融政策の方向性が示される可能性もあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米国の景気動向も注視する必要がある。先週末に発表された7月の個人消費支出は前月比+0.6%となり前月から加速したものの、8月のミシガン大学消費信頼感指数が前月から大きく低下するなど、米景気を支えてきた消費にやや陰りが見えはじめているためだ。こうしなか、今週発表される8月のISM製造業・非製造業景況指数や雇用統計は、いずれも前回並みの水準で着地すると予想されているが、マーケットでは結果・内容を見極めたいとする慎重スタンスが強まろう。
今週はまた、FRB高官の講演が相次ぐ点も買い手控え要因。3日はボストン連銀総裁、翌4日にはNY連銀総裁の講演が予定されている。さらに6日はパウエルFRB総裁がパネルディスカッションに出席するため、今月のFOMC政策会合に向けた金融政策の方向性が示される可能性もあろう。
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