2024/02/13 10:19
米国株週間相場見通し:底堅い値動きか
今週のNY株式市場は、景気の底堅さと企業業績の好調を背景に強含む流れが続きそうだ。
足元の経済指標は総じて堅調。週間の新規失業保険申請件数が3週間ぶりの減少に転じたほか、1月のISM非製造業景況指数も市場予想(52.0)を大きく上回る53.4に上昇した。
企業業績も予想以上に良好だ。マイクロソフトやアマゾンのほか、英半導体大手アーム・ホールディングスも好決算を発表(アーム株は決算発表翌日の8日に48%上昇)。S&P500種の構成銘柄で決算発表を終えた企業のうち、約80%が予想を上回る好調ぶりだ。
もっとも、物価指標の動向には注意を要する。13日に発表される1月のCPIについては、コアCPIが前年同月比+3.7%(12月は+3.9%)に減速すると見られているが、足元の株価水準が高いだけに、同CPIが上振れた場合のマイナス影響は小さくないだろう。3月FOMCでの利下げ見送りは既に織り込まれた感があるが、5月から更に先送りされるムードが強まった場合は上値が重くなる恐れもある。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
足元の経済指標は総じて堅調。週間の新規失業保険申請件数が3週間ぶりの減少に転じたほか、1月のISM非製造業景況指数も市場予想(52.0)を大きく上回る53.4に上昇した。
企業業績も予想以上に良好だ。マイクロソフトやアマゾンのほか、英半導体大手アーム・ホールディングスも好決算を発表(アーム株は決算発表翌日の8日に48%上昇)。S&P500種の構成銘柄で決算発表を終えた企業のうち、約80%が予想を上回る好調ぶりだ。
もっとも、物価指標の動向には注意を要する。13日に発表される1月のCPIについては、コアCPIが前年同月比+3.7%(12月は+3.9%)に減速すると見られているが、足元の株価水準が高いだけに、同CPIが上振れた場合のマイナス影響は小さくないだろう。3月FOMCでの利下げ見送りは既に織り込まれた感があるが、5月から更に先送りされるムードが強まった場合は上値が重くなる恐れもある。
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