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2024/01/29 10:02

23年12月の個人消費支出(PCE)は0.7%増で上振れ、インフレ指標が安定傾向 無料記事

 米商務省経済分析局(BEA)は26日、2023年12月の個人消費・所得統計(以下、金額は季節調整済み年率換算ベース)を発表し、個人消費支出(PCE)が前月比0.7%増の19兆17億ドルに伸びたことを明らかにした。増加幅は市場予想(約0.5%増)を上回っている。インフレ調整後の実質個人消費支出は0.5%増だった。
 一方、個人所得は0.3%増の23兆3588億ドルに伸長。増加幅は市場予想(約0.3%増)に一致した。可処分所得(DPI)は0.3%増、インフレ調整後の実質可処分所得は0.1%増となっている。
 インフレ指標はやや安定傾向。PCE物価指数(PCEデフレーター)、変動の大きい食品・エネルギー品目を除いたコア物価指数(PCEコアデフレーター)はともに前月比で0.2%上昇した(市場予想はともに↑約0.2%)。前年同月比ではそれぞれ2.6%、2.9%ずつ上昇(市場予想はそれぞれ↑約2.6%、↑約3.0%)。前者が11月比で横ばいだった一方、後者は11月(↑3.2%)から鈍化している。
 個人消費は米国経済活動の約3分の2を占める重要指標。米連邦準備理事会(FRB)はコア物価指数をインフレ指標として重要視し、2%上昇を目標に掲げている。


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