2023/11/09 10:26
ルーシッド8%安、3Q販売苦戦と年間生産予想未達で上場来安値
8日のNY株式市場では、電気自動車(EV)新興メーカーのルーシッド・グループ(@LCID/U)が前日比8.14%安の3.95ドルと大幅に3日続落して取引を終えた。上場来安値を更新した格好。10月半ばに生産・納車台数の下振れを発表して株価が「5ドル」を割れて以降、上場来安値を切り下げる動きが続いている。
前日引け後に発表された第3四半期(7〜9月)決算は、売上高が前年同期比29.49%減の1億3781万ドルに縮むなか、純損失が6億3089万ドルに拡大するという結果で(前年同期は5億3010万ドルの純損失)、売上高が市場予想(約1億7754万ドル)を大きく下回った。
当四半期は生産台数が1550台、納入台数が1457台にとどまった。第1四半期(生産:2314台、納入:1406台)、第2四半期(生産:2173台、納入:1404台)と比べ、納入台数がやや増えたものの、生産台数が減り続けている形。会社側は足元の納車状況を踏まえ、「1万台以上」という従来の年間生産予測を諦め、「8000〜8500台」に引き下げている(年初に設定した生産目標は「1万〜1万4000台」)。
一部のアナリストはルーシッドの先行きを警戒。例えば調査会社のCFRAは最新リポートで、「セル」の投資判断を継続し、目標株価を4→2ドルに引き下げた。「減産は需要の弱さを反映したもの。赤字販売状況は改善されない」と悲観している。車両1台当たりの実現価格が10万7500ドル(第2四半期)→9万4600ドル(第3四半期)に下落したことを懸念し、「キャッシュバーンレート(現金燃焼率)が高く、同社ブランドにプレミアムを支払おうとする消費者が明らかに不足している。いくつか大きな問題を抱えていると我々は考えている」と警鐘を鳴らした。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
前日引け後に発表された第3四半期(7〜9月)決算は、売上高が前年同期比29.49%減の1億3781万ドルに縮むなか、純損失が6億3089万ドルに拡大するという結果で(前年同期は5億3010万ドルの純損失)、売上高が市場予想(約1億7754万ドル)を大きく下回った。
当四半期は生産台数が1550台、納入台数が1457台にとどまった。第1四半期(生産:2314台、納入:1406台)、第2四半期(生産:2173台、納入:1404台)と比べ、納入台数がやや増えたものの、生産台数が減り続けている形。会社側は足元の納車状況を踏まえ、「1万台以上」という従来の年間生産予測を諦め、「8000〜8500台」に引き下げている(年初に設定した生産目標は「1万〜1万4000台」)。
一部のアナリストはルーシッドの先行きを警戒。例えば調査会社のCFRAは最新リポートで、「セル」の投資判断を継続し、目標株価を4→2ドルに引き下げた。「減産は需要の弱さを反映したもの。赤字販売状況は改善されない」と悲観している。車両1台当たりの実現価格が10万7500ドル(第2四半期)→9万4600ドル(第3四半期)に下落したことを懸念し、「キャッシュバーンレート(現金燃焼率)が高く、同社ブランドにプレミアムを支払おうとする消費者が明らかに不足している。いくつか大きな問題を抱えていると我々は考えている」と警鐘を鳴らした。
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