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2024/09/12 09:34

8月CPIは前月比0.2%上昇で市場予想並み、前年比上昇率が2.5%に鈍化 無料記事

 米労働省労働統計局は11日、8月の消費者物価指数(CPI、1982〜84年=100とする)を発表し、季節調整後ベースで前月比0.2%上昇したことを明らかにした。市場予想(↑約0.2%)に一致している。前年同月比の伸び率は2.5%に減速し(7月:↑2.9%)、こちらも市場予想(↑約2.5%)に一致した。「3%」台を割り込んだ前月からさらに0.4ポイント低下し、2021年2月以来の低水準となっている。
 項目別では、食品が0.1%上昇する一方、エネルギーが0.8%低下した。住宅費は0.5%上昇と前月(↑0.4%)から伸びがやや加速している。
 食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比で0.3%上昇。市場予想(↑約0.2%)を上回った。前年同月比では3.2%上昇し(市場予想:↑約3.2%)、7月(↑3.2%)と同水準だった。
 毎月10営業日に発表されるCPIは、(人口のほとんどを占める)都市部の消費者が消費財やサービスに支払った額の経時変化を平均化したもの。最も広く用いられるインフレ関連の重要指標とされ、財政・金融政策の策定に一定の影響を与える。CPIのサブ指標では、変動幅の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIが特に注目される。


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